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2015年6月17日水曜日

読書#2 ピクサー流 創造するちから

ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法
エド・キャットムル 著 エイミー・ワラス 著
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 5,044

素晴らしい本でした。
読む前はもっと抽象的な天才的な何かを書いているようなものなのかと思っていましたが、
まるで違いました。まるで、と言うとちょっと語弊があるかもしれませんが、少なくとも私はそう感じました。
作る物への情熱もすごいですが、一緒に仕事をしていく仲間達への思いがすごいです。 本ですらかなりのインパクトを受けるので、実際のピクサーの中はもっとすごいんでしょうね。
今までそれなりに色々な会社を見てきたつもりですが、飛び抜けて人のことを大切にする人達が描かれています。

巻末付録にポイント?が箇条書きにしてありますが、ここだけでも読む価値があります。本文を読んでないと何のこと?というものもあるかもしれませんが、作者の思いがよく伝わってきます。 私はIT業界のエンジニアですが、IT業界で働く人には是非読んで欲しいです。特に30代以降の方にオススメです。 ジョナサンアイブの本もそうでしたが、本当に日々努力の積み重ねが成功に繋がっているということを実感する。割とすぐに軌道にのってるようなイメージでいましたが、数十年という歳月を経て現在の姿になっている。その間にともつもないプレッシャー、悔しい思い、楽しい思い、焦り・・・私の想像を超える様々な出来事や思いを経験して今のピクサーがあるのかと思うのと、とても刺激され、もっと努力をしないとと励みになります。
また、スティーブジョブズがピクサーに関連していたということと、より身近にジョブズと時間を過ごした人のジョブズに対する思いに感動します。ジョブズの映画や本は本当にごくごく一部の話だけしかしてないんだな。というのがよく分かりました。

部下と呼ばれる人を持つ方々には是非読んで欲しい一冊。部下を持っていなくても、社会人の方には是非読んで欲しい。